オリンピック男子マラソンを最初から最後まで見た。オリンピック競技で全てを見たのはこれだけだ。女子マラソンは前田穂南選手が振るわない時点で諦め、最後の方だけ見た。その点今日の大迫傑選手の力走には思わず、声援を送っていた。以前NHKのドキュメンタリーで彼の練習風景を見たこともあってついつい力が入った。
NHKの実況中継のT坂和男アナウンサーが抜群に上手いのには、ビックリしただけでなく、やはりNHKのアナウンサーはハンパなく凄いと改めて感服した。ここ一番の檜舞台で日頃の修練、努力を十二分に発揮出来て本人も本望では。中継中、何度も「上手いなあ‼️このアナウンサーは」と言い続けるので、家人に笑われてしまった。終わってからネットで調べたが何というアナウンサーか名前が分からず、「あっ録画してたんだ」と思い出して最初から見直し名前を確認したほどだ。
それに比べてカメラマンは酷かった。こんなことを言っては失礼だが、最後の40キロあたりの2位集団の4人を映すのは殆ど後ろ姿ばかり。最後の大迫選手のゴールインは撮り損ねていた。大迫選手が手を振りながらゴールの直前まで来ているのに、なぜか4位のローレンス・チェロノ選手の映像を映し出していて、大迫選手のゴールインを画面で見ることが出来なかった。今録画を見直してもやはり左端の画面にチョロっと映っているだけで、すぐゴール後の頭を下げている大迫選手のアップ映像しかなかった。
これはNHKが中継しているけれど、オリンピック競技の映像は、「OBS(Olympic broadcast service)というIOC傘下にある国際映像(international feed)というところが撮って配信するのだ」と友人の元スポーツ局長が教えてくれた。というのも各放送会社が独自に撮るとなるとものすごい数になって収拾がつかないからで、なんじゃコレ⁉️という映像があるのは、大迫選手に焦点を当てているわけではないためらしい。
<午後7時のNHKニュースの大迫選手>
ニュースなどは他のカメラマンが撮った映像があるのかもしれないので、NHK、民放のニュースの中のゴールを見比べてみたが、よる7時のNHKニュースにはゴールに入る映像はなかった。まぁ誰もこだわらんのかね。