野良猫マミちゃん行方不明の憂鬱 (1386)

日曜日(10月3日)は、朝から昼前まで明日の講義の準備をした。私の習癖は資料を読み出したらどんどん関連の本を手にして読み始めることだ。そうと自覚していても気がつくと机の周りばかりかベッドの上から窓際の棚まで本で溢れてしまう。第一、時間を食う。この日は立花隆さんの説明をするのに、最近文藝春秋から出た『知の巨人 立花隆のすべて』というムック本を読み始めたら終わらない。それどころか立花さんの昔の本をひっぱりだしては読み始める始末。

疲れると庭に出てタバコを吸うのだが、つい先日まで、そう台風16号が接近する前々日までは、野良猫のマミちゃんが、頻繁に紫陽花の木の下に来てゴロゴロ寝ていたのだが、この4~5日全く姿を見せない。

あの人懐こい仕草、すぐ家に上がってこようとする習性から見ると飼い猫ではないかと思っている。その点キンちゃんは、誰かがそばに寄ろうとするとサッと逃げて、少し離れたところから様子を伺うところが根っからの野良猫だ。家人や娘はそのひ弱な感じが好いと贔屓にしている。私は2匹とも平等に可愛がっているので、「実家に帰ったのかな❓」と言いながら日に何度も庭の方を見る。それは家人も娘も同様で、我が家のこのところの共通の会話は、「マミちゃん、来た⁉️」である。

マミちゃんは、早いときは朝の5時前から来て、足踏みにしている簀の上で寝ている。「毎日朝駆けご苦労さん」と言いながら餌をやるのが私の習慣であり口癖になっている。雨の日でも来ていると「ネコメディアの世界ならきっと特ダネ記者やなぁ〜」と褒め称える。家人がこれを聞きつけると決まって、「また言ってる」と笑う。昼は正午前、夕方も午後5時前からキチンと来ている。この規則正しいサイクルは、取材の手法とよく似ている。いつも来ているはずが、姿を見せないと相手は気になりだす。そこが記者の狙いだから、マミちゃんもそろそろ姿を見せてくれるかも知れない。

マミちゃんを探しがてら自転車で周遊しながらプリンスぺぺの『山助』まで魚を買いに行く。日曜日は河岸が休みだが、ここはそれなりに良い魚が見つかる。今日はオニカサゴを2匹、天然エビ🦐🦞をチリソース用に1パック、あとはしじみなどを求める。 帰りに地下1階の同じフロアーにある『ポンパドール』で、予約しておいた「紅茶とレーズンのパン」を受け取る。

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