立ち食いそば探訪記 ㊷㊸ <しぶそば 蒲田店 VS 日栄軒 東神奈川>(1448)

月曜日の授業は午後6時15分からなので、前日深夜まで講義の準備をしていれば、当日は時間に余裕がある。院生のルポルタージュを大袈裟でなく真っ赤になるまで朱筆を入れてPDFにして全員、と言っても外国に滞在したままの留学生を含めて5人だが、事前に送る。これを叩き台にして授業を進めていくのが私流だ。ところがギリギリまで原稿を送ってこない。結局いつも当日の明け方までかけて済ますことになる。

この準備などで、土曜、日曜と全く蕎麦を食べに行く時間がなく、「そば中」(立ち食いそばうどんきしめん中毒)の私は、1月17日午前10時過ぎに、東急多摩川線池上線の蒲田駅構内にある『しぶそば』に行ってきた。わたしがアホなのは、このブログの読者である友人・知人100人の方々は先刻ご承知の通りだが、『立ち食いそばうどんの会』のメンバーの「『しぶそば 蒲田店』の穴子天そばが美味かった」との食レポを読んで、すぐに蒲田に駆けつけた。これは記者時代からの性分で、とにかく現場へ。

ところが昔からそそっかしいことこの上ないので、「蒲田」と聞けば、羽田空港に行く時の「京成蒲田」しか思い浮かばなかった。横浜に出て快速で着いたのはいいが、見当たらない。大きな店舗の前に立っていたガードマンに訊くと「この近所では知らない」とにべもない。後々考えれば当たり前なのだが、それならJR蒲田かと歩き出したのはいいが、これが遠いのなんの。商店街を抜けて餃子で有名な『金春』の横を通ってやっと着いたものの、Google MAPで探しても矢印がハッキリわからない。

笑ってしまうのは、『会』のメンバーの間では著名なそば兼居酒屋の『信濃路』の前に出てしまった。「あ〜あここかぁ」とちょっと感激。よっぽど入ろうかと逡巡したが、この日の目的は「穴子天そば」だ。蒲田駅構内でもぐるぐる彷徨って、かれこれ1時間近く探し回って気づいた。『しぶそば』って東急グループが経営している店では❓なんで早く気づかなかったんだろう。それほど普段『しぶそば』には行かないからだ。

なるほどあったあった、東急多摩川線・池上線の始発終着駅の東急蒲田駅構内に。以前やはり『会』のメンバーが、「駅員さんに断れば入場券無しで入れれてくれる」とFacebookに書いてあったのを思い出した。その通りで、にこやかに「どうぞ、帰りに声をかけてくださいね」。

食券販売機の前にたち、躊躇なく注文したのは、お目当ての「穴子天」と、ネギ好きで、しかもピリ辛とあれば外せない「ぴり辛ねぎ」。合計700円だった。寒い中を歩いたのでジャンパーの下は汗だく。こんな時に風邪をひくんだな。

厨房は、男性2人と女性1で、若い男性が既に揚げておいた穴子を「温かいそば」にのせてくれた😂🥲🤣。実はFacebookには「職人技の女性が見ている前で揚げてくれた」とあったので、少しがっかり。まぁ味は十分美味しかったのだが。

せっかく来たので、帰りはJR京浜東北線で東神奈川まで行き、『日栄軒』の「穴子そば」と食べ比べてみた。ここは揚げたてではないので、この日の『しぶそば』と同じ状態。ゆっくり味わって食ベたが、こちらは伝統の旨さ。つまり柚子の香りが口中に広がる。

ただどちらも揚げ置きだから比較するほどの違いはなく、一度に両方食べ比べる酔狂な変わり者は、私ぐらいだろうから冷静に判断しても、甲乙付け難く、優劣はなし🤣😊🤣😊♬♬。ごちそうさまでした。当分「穴子天」はパスだな❣️

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