50年ぶりの再会(1468)

ほぼ50年ぶりの再会というのは、初めて会った人と変わらないのかもしれない。I田つよしさんは、今年75歳。私が大学2年生の頃から3年間アルバイトをしていた業界(専門)新聞で、記者をしていた。

2年ほど前に連絡をもらって、「住んでいる鳩山町と妙蓮寺のちょうど中間辺りの池袋で飲みましょう」と約束した直後に、コロナが蔓延して伸び伸びになっていた。

それが4月1日の今日、実現した。待ち合わせ場所は、日本橋三越本店のライオンの像🦁🦁前。再会とはいえ、顔を覚えているか心配だったが、何のことはない、昔の面影がハッキリ残っていてすぐに分かった。

美術商をしている関係で、「三越で開かれている『院展』を一緒に観ませんか」とのお誘いだった。『院展』は、藝術に疎い私でも知っている。日本画の岡倉天心、横山大観の世界だ。しかし観るのは初めて、のはず🤣🤣🤣😍👍。ご覧のように綺麗な日本画がならぶ。ちょうど上野の美術館で『鏑木清方展』をやっていて、混んでいない平日に観に行こうかと思っていた矢先だけに嬉しかった。

⬆︎  院展で私が一番気に入った作品

この後地下1階の『たいめいけん』で、2人とも名物のオムライスセットにした。付いてくるのはハンバーグかと思ったらビーフシチューだったが、とても柔らかい肉で美味かった。コレで2000円しないというのは、驚き😵😵😵だが、元々『たいめいけん』は、びっくりするほど安いのを忘れていた。

『たいめいけん』のオムライス SNSから

若き日、アルバイトをしていた『総合』という、この業界紙の社長が信じられないほど好人物で、超就職難の時代、「ウチで記者として採用するから、その前に片っ端からマスコミを受けて来なさい、ダメだったら諦めもついて、ウチの仕事に専念できるから。その時はライカのカメラ買ってあげるから」と言ってもらったことで、気楽に受けることが出来た。お陰でNHKの記者になれたのだから、人間何があるか分からないものだ。そんな思い出話をしながら瞬く間に2時間半が過ぎた。

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