立ち食いそば探訪記【72】<山一 川崎市渡田新町>(1487)

これほど感動させられる店は滅多にない。今朝(4月13日)9時過ぎに家を出て、南武線尻手(しって)駅から乗り換え、川崎新町駅で下車、私の足で15分の所にある『山一』に行って来た。

注文は前夜から決めていた「ネギそば」に「納豆」をトッピング。ところがご主人が、「大丈夫ですか🙆‍♂️❓ネギ辛いですよ」と心配顔で云うので、ちょっと怯(ひる)みながらも、「もちろん👍👍」と強気の反応。

その直後、目の前のケースを見てビックリした😵😵。壁に貼られたメニューにない天ぷらが、所狭しと並んでいるではないか。しかも「なす🍆天」も。慌てて追加のトッピングをお願いした。690円。

ところが出てきた丼と皿を見て2度目のビックリ🫢😵🫢😵。「コレって『なす🍆天』なんですかぁ〜⁉️😅😰」まるで扇子を開いた大きさ。私の反応に、「春菊もこの広さですよ」と嬉しそう😊😊😊。

<ビックリなす天>

「ネギそば」は、思わず咳き込んだほどの辛さだった。そこで扇の「なす🍆天」を丼に投入して、辛さを緩和しようと、田中みな実ちゃん風にあざとい戦略に出ることにした。う〜ん中々好い感じ。ネギが溶け込んだラー油と唐辛子の超辛い汁(つゆ)に、だんだん「なす🍆天」が馴染んだ上、初めて「そば」に入れて食べる「納豆」と三位一体のハーモニーを奏でる。

この店が気に入ったのは、入ったとき目の前に椅子がズラリと並んでいたので、「あっ🥵🥵しくじったかな」と思ったのだが、「立って戴いてもイイですか❓」と訊くと、「どうぞ、どうぞ」の明るい反応。瞬時に憂いは払拭された。立ち食いで行ける。

すぐ図に乗る私は、「店内を撮影させてもらっても構いませんか」とお願いすると、これまた「どうぞお好きに」と頓着がないのが好い💕♬🎶。

しかも「給水機の水は、タンクに沢山の備長炭を入れているので、美味しいはずですよ❣️😍👍♪♪」と親切なご主人。さらにカウンターの下には、開封されたティッシュペーパーの箱がぎっしり。外には愛煙家のために、椅子と灰皿が用意されていて、客への気配りが半端じゃないところが秀逸だ。言うことなし❣️😍👍。

ご主人とは、この給水機の美味い水がきっかけで、「水」が貴重な離島の話に展開。彼は、私がまだ行ったことがない南北大東島を訪れた経験があり、さらに小笠原の父島、母島に話がおよぶと一気に盛り上がった。スマホから以前父島に行った時の写真を見せると懐かしそうに目を細める。

 

やはり味もさることながら、この大サービスとご主人の人柄で人気なのだと推測がつく。「ここは大きな道路に面しているので生き残りましたが、川崎市内は駐停車禁止が多くて、廃業に追い込まれた店も少なくないんですよ」とコロナ以前からの窮状を説明してくれた。

ここに来るのに、生まれて初めてJR南武線の尻手駅から浜川崎駅行きの2両編成の電車に乗った。午前9時台までは、何本も電車が来るが、10時以降は、時間帯によっては1時間に1本ぐらいしかない。川崎新町駅のホームには、若い人や私と同年輩の男性が、三脚を組み立てていたので、ついつい 気軽に「鉄ちゃんですか❓」と訊くと、「まぁそうです」と苦笑い💦🤣😅😰していた。どうやら「撮り鉄」(鉄道写真撮影)のメッカらしい。

それにしても「南武線沿線立ち食いそばロード(road)」、質が高い。「来た甲斐があった」と納得することしきりだった🤣😍👍 

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