立つ鳥跡を濁さず / 531

 私にとっては最後の教授会が、3月21日午後4時から開催されるのを前に、連日研究室の掃除に余念がない。もう半月ほどかけて不要なモノは片っ端から捨て、メディア、ジャーナリズム、ノンフィクション、思想、歴史関係、その他は後任に残していく。この点が同じジャンルを担当してくれるのが有り難い。後任は日本でも屈指の調査報道の名手、私の100倍有名な記者だ。彼のようなマスメディアの世界で超有名人で、多くの読者を抱える人が、東京都市大学に来てくれるのは、はなはだ光栄なことで、とっても嬉しい。いまや右肩上がりの都市大は、ますます脚光を浴びることになるだろう。

  そんな彼が、気さくに「何でも置いていって下さい。私が掃除しますから」と言ってくれたが、さすがにそんな厚かましいことは出来ないので、学生バイト2人と試験休み中の娘の4人で、コツコツ大掃除を敢行している。4人が揃ったのは一昨日が初めてで、普段は私と4年生のH谷川翔君と2人のことがほとんどだ。この7年間、何人もの学生や大学院生にアルバイトで手伝って貰ったが、じつに性格が良く出る。H谷川君は、実直で、寡黙で、黙々と作業をこなしてくれる。4年生で広告代理店を中心に就職活動をしていて、その合間に手伝ってくれている。こういう人を採用した企業は強くなるだろう。

  掃除を急ぐのは、原稿と一緒で、締め切りより早く仕上げるのを鉄則としているからで、これまでパーフェクト、100%守っている。研究室のお引き渡しは3月26日ということだが、23日までには渡すつもりだ。もう90%(写真は70%の段階のモノ)まで到達した。

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