みんなはどうなんだろう❓とついつい考えてしまう。別に他人のことなど気にする必要は全くないのに気になるのは、まだまだ何処かで社会と繋がっていたいと思うからだろう。
日々の過ごし方のことだ。職業病だろうか❓日がな何もしないで過ごすことが恐ろしく罪悪感を覚えるのだ。別に何かをしなければならない訳ではない。大学院の授業は9月からだし、締め切りがある原稿もない。それなのにNetflixで、『マイ・ディア・ミスター』や『愛の不時着』などを熱心に観て、昼寝をして、夕方から酒を飲んで、また寝て、と繰り返すと夜中に、「俺は何をしているのか」と憂鬱な気分になる。払拭するには、散歩と読書、執筆がいい。これだと何故か、“やった感“があって、ゆっくり眠ることができる。
昨日は2時間かけて子安駅近くまで散歩した。こちらの方へは3年ぶりなので、街の様子が随分様変わりし、かつシャッターが下りた店が目につくのに些か驚かされた。以前神奈川区松見町に住んでいた頃、散歩のついでに覗いていたクラッシックカメラの店は健在だった。友人が持っているライツミノルタが53000円で売っていたので、思わず立ち淀んでしまった。いかんいかん、年金生活者なのだから、そんな無駄遣いをしては。ライカならM3もｇⅢもあるではないか、と。
以前友人からランニングコストを考えるよう助言された。確かに68年の人生、全くそんなことを1秒たりとも考えたことがなかった。精査すると確かに無駄遣いが余りにも多いことがわかった。これをもう30年前に気づいていれば、全く違った人生だったかも。で、果たしてそれは面白い人生だったのだろうか❓
