『うだつ食堂』徳島ラーメン全部入り(1181)

大学の前を通ったら「創立記念日」の看板が出ていた。オー125周年の時はキャンパスにいたことを思い出した。盛大だったのは、大隈重信侯が「人生125年」を唱えていたので大学自体が力を入れていた。その当時の仲間たちがよく食べに行っていた『うだつ食堂』が頭をよぎったので出かけることにした。

<写真右端の方に大隈さんの銅像>

 

ここは、大隈会館の裏手にある徳島ラーメン専門店で、ラーメン通にはよく知られた店だ。何でも”トッピングオヤジ”としては、「全部入りラーメン+うだつ餃子セット」を頼む。食べるときは、一期一会、悔い、いや”食い”が残らない様に心がけている。

店内は30前後の若いサラリーマン3人が、左手に丼飯を抱えてラーメンをすすっていた。ありゃ炭水化物の取り過ぎやなぁ〜と余計なお世話ながら、思ってしまう。私も確かにラーメンライスは好きだった。待っている間、店内を見回すと、徳島県の旗艦店と言っていいほど、「徳島愛」いやこの場合は、「徳島藍」に溢れていて、「すだち酢」「すだち酎ハイ」に始まって、大型テレビからは延々と徳島県観光名所案内のVTRが流されている。しかも「これはかなり金をかけて制作しているな」と窺わせる内容だった。

20分ほど待って出てきたラーメンと餃子は、文句無しに美味い。焼き豚ならぬ豚の角煮は甘辛く、豚骨スープによく合っている。サービスの半熟卵も上手く溶け込んでクリーミーな味がする。徳島にはお遍路や祖谷の吊り橋、吉野川のカヌーなどで5〜6回は訪れているが、ラーメンを食べた記憶はない。何だか和歌山ラーメンに似ているような風味がした。まんぞく、まんぞく。

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