「筆洗」で思い出すこと(1327)

文は人なりというが、こういう文章をスラスラ書ける記者が羨ましい。日頃から広い分野の本や芸術諸々に接して、教養を深めていてこそ書ける文章である。奇を衒うでもなく、ほとばしる知識と才能が醸し出され、ことばを紡いでいく。

今朝の東京新聞「筆洗(ひっせん)」はまさにそんなコラムだった。懐かしいベケットの名前。あの戯曲集が白水社から出たのは、私が大学生の頃だった。別に私がベケットに興味を持った訳ではなく、早稲田の文学部で戯曲を学んでいた知り合いが、「欲しいけれど金がない」と嘆いていたので、私の高校時代の同級生で白水社の編集部にいた I男たか子さん、通称たかちゃんに頼んで社員割引で買ってもらった。

彼女は、まさか私が戯曲なんか読むとは思っていないので、電話ではびっくり仰天。神保町まで受け取りに行った時、事情を説明すると、「やっぱり、おかしいと思ったのよ」と笑っていた。会ったのはあれが最後かもしれない。旦那さんが確か「新劇」の編集者で、のちに堤清二氏に招かれてパルコ劇場⁉️に転職したような記憶がある。ベケットを読まずして、ベケットにまつわる話を書くところが、厚顔無恥な私の私たるところ。

今日16日は午後1時過ぎから夕方までWi-Fiがダウンして何も出来なくなった。電気の時代に停電した時と同様だが、幸い超親切、アフターサービスに優れている『横浜 youテレビ』が管理会社だったので、電話をするとすぐに飛んで来てくれた。こんなことなら自分でいろいろ試さずに、サッサと来て貰えばよかった。午後4時30分に利用できるようになったが、ルーターが古くなっていたことから、この機会にと、家のどこでも繋がる様にしてもらうことにした。20日に工事するのでそれ以降はネットストレスから解放される。嬉しい😃😆😊。

しかし考えてしまったのだか、ネットが使えないと当たり前だが、NetflixもHuluも Amazon primeも利用出来ず、今ハマっている『ハッシュ』(韓流ドラマ)のユナちゃんにも会えないのだ。いやいやそんな半径50メール以内の話ではなく、戦争による被弾やハッカーによるネットジャックによって今の社会はいとも簡単に崩壊してしまうことを痛感させられた。

珍しい大栄西瓜🍉(鳥取)がokストアに並んでいたので躊躇なく求めた。この世の中で一番好きな西瓜。好きが高じて20歳の夏休み、神田秋葉原のヤッチャバ(青果市場)で、夜から早朝まで西瓜の荷積みのバイトをしたほどだ。さらに言うなら、そのバイト料で西瓜の産地鳥取(境港)から船で隠岐島(これは島根県)に旅行に行った。青春真っ盛りの頃だ。

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