新年会(1440)

若い友人 A部欣司さん、通称A部キンちゃんから「近いうちに飲みましょう」と新年の挨拶状をもらったので、「今度飯」「今度飲み」が好きではない私は、すぐに「いつにする?今日と明日と明後日は空ているけど?」とメールで返信したところ、彼も記者らしく「じゃぁ今晩」ということになり、8日午後6時から『ほうろく屋』で久しぶりに酒を酌み交わした。今年初の新年会。

A部キンちゃんと呼ぶのは、かつて彼の同僚であり私の畏友でもあるH比野研ちゃんの命名で、私が双方と親しいのも、どちらかと飲んでいてひょんなことから話題になったのがきっかけだ。とにかく優秀な記者でありディレクターで、私が調査報道の博士論文や査読論文を書くときに、元日本経済新聞記者で「週刊ニュース新書」という番組のキャスターだったT勢康弘さんから「こんな優秀な記者兼ディレクターがいる」と紹介されたのだった。A部金ちゃんが作った調査報道のニュース企画を取材させてもらったり、論文に取り上げさせてもらったことから急速に仲良くなった。

<後ろは『ほうろく屋』で知り合った10年来の飲み仲間シゲちゃん 娘も大の仲良し>

メディアの人間なら大体ご存知だろうが、レバノンに帰還したカルロス・ゴーン氏が現地で記者会見を開いた際、日本人ジャーナリストで指名されたのは放送局では彼だけだった。指名されなかった各紙、各放送局の記事では、「ゴーンに批判的なメディアは呼ばれなかった」と泣きごとを言っていたが、パイプを作れなかっただけだろう。

<月刊『文藝春秋』2022年2月号「小さな大物」から>

元朝日新聞のM山治さん、朝日新聞編集委員のO山俊宏さん、都市大教授のT田昌幸さん同様、私が知る秀でた記者兼ディレクターのひとりだが、二刀流は彼しか知らない。だから酒を飲んで今のニュースや番組の話をしたり、聞いたりするのは愉しい。同僚のO 江麻理子さんの有能ぶり、アナウンサーの範疇ではなくてテレビジャーナリストとしての心眼の凄さを語っていた。非常によくわかる。奇しくも今発売中の月刊『文藝春秋』2月号「小さな大物」は彼女の特集だ。

お互いよく飲んだ。『ほうろく屋』のマスターが2階に先月オープンしたスナック『有明』にも顔を出した。なんと下で飲んでいた飲み仲間のウッチーとナベさんも来ていて再会。ママの名前は歩(あゆみ)さん。私は大倉山で一番餃子がうまいと言われる中華料理店『福来』で彼女が働いていた時、金髪でない頃を知っていたからビックリ!

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