立ち食いそば探訪記【88】<もも屋 多磨駅>(1507)

『なかむら』に行ったからには、私のことだからその足で、先週日曜日が定休日で涙を飲んだ、西武多摩川線多磨駅近くの『もも屋』・・・と思われがちだが、今日(4月25日)は、その前、午後2時半に、八王子市内で開かれている「村山大島紬展示会」に顔を出した。

ここには、武蔵村山市で古くから続いている「村山大島紬」の生産者で、通産大臣認定「伝統工芸士」の資格を持つ田代隆久さんの作品を展示してある。田代さんとは、他の伝統工芸士の皆さん同様、かれこれ20年以上前に取材で知り合ったのが縁で、いまだに交流が続いている。私がこの手の工芸品が好きだと云うのが大きい。付き合ってから、これほどの期間が過ぎると、皆それぞれ大きな賞を貰ったり、NHKに限らず民放のテレビや新聞各紙に紹介されるようになり、ぼんやり過ごして来た私とは雲泥の差だ。

小一時間ほど居て引き上げたので、『もも屋』に着いたのは、午後4時半過ぎになった。少し小腹も空いたので、「ざるそば」にメンチカツをソースで戴いた。540円。食べている間、奥ではご主人が、せっせとかき揚げをいくつも作っている。人気の店だけに、帰宅途中のファンがまもなくやって来るのでその準備だろうと思いながら美味しく戴いた。

広々とした店内の殆どが、立ち食いコーナー。昼間は、おそらく斜め前にある東京外国語大学の先生や事務職員、学生たちが、押しかけて来るのだろう。満員の光景が目に浮かぶ。店が儲かっているからか、ご主人はとても機嫌が良さそうだった🤣🤣🤣😍👍。

帰りはやっぱり西武多摩川線の終点「是政」に出て、生涯最後となるであろう多摩川の歩き渡りをした。夕暮れどきの風が心地よく、先週この道を歩いただけに要領を得ているから20分足らずで南多摩駅に到着した。ホームで待ってくれていたのは、人妻ながら美貌衰えぬ、我がイチオシだった❣️😍👍💕。これで課題だった2店舗も終わり、南武線周辺探訪は一区切りだ。

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