介護ワーク超入門体験記(1169)

神奈川県内の有料老人ホームで働き始めた7月28日。当初一緒に付き添うと言っていた紹介会社の担当が急用で来れなくなり、一人で出掛けた。出立はどんな格好でもいいのだが、施設に入るとロッカールームでポロシャツとチノパンに着替え、さらに上履きをはく。運動靴が良いと言うので、アマゾンでワンサイズ上を買った。歩き回ると足が夕方には膨れ上がるのを経験したばかりだからだ。初日は「実際にやりながら仕事を覚えてもらいます」と女性の主任からOJT(オン ザ ジョブ トレーニング)であることを告げられた後、「9時から引き継ぎがありますから一緒に聞いていてください」と言われたので、介護士や看護士、機能訓練指導員といった5人に混じって、昨夜から今朝までの入居者の動向報告を受ける。

<インターネット 「有料老人ホーム」の画像から引用 大体こんな感じ>

「Oさんが夜中に目覚めて徘徊しましたのでトイレにつれて行って、ようやく部屋に戻りました」「Kさんが部屋に戻らず廊下に出たままで部屋に戻すのに時間を要しました」「午前2時10分にTさんを着替えさせました」といったような細かい説明をしていくのを、メモを取りながら聞く。泊まりの人は大変だなとすぐ分かる。

それが終わると私が今日から働く持ち場に移動。そこで仕事の流れを示した表を受け取る。それを見ると、<9:00 申し送り(1F EV前にて全職種間で実施)>とあるのがさっきのだなと納得。そこには、<事前に連絡ノート、入居者情報に目を通しておく。早番、日勤への申し送り 本日の予定確認、各職員に指示、ナースと情報共有(排便、処置等)飲水・食事排泄表、介護看護記録チェック>とも記されていて、常に情報共有が必要だと認識させられる。

実際に連絡ノートを見ると、確かに知っておくべきポイントが記載されていて、Kさんのお尻がかぶれているので、排泄の時はクリームをお尻に塗るといったようなことが記されていて、参考になると言うか知っていないと困ることが多々ある。「大丈夫かなぁ、俺に出来るかな」と不安な気持ちがだんだん募って来る。決して安易な気持ちで志したのではないが、これまで経験した仕事は、ペンとメモ帳、せいぜいバッグくらいしか重いものを持った記憶がないだけに、ポジティブ一平も流石に「うーむ」と心の中で唸ってしまった。

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